誇張法と呼ばれるオステオパシーは、
オステオパシーの中でも特にソフトな施術である頭蓋オステオパシーを、 全身に応用した療法です。
障害を起こしている関節に対して、極めて弱い「圧」をかけていきます。その圧の重さは五グラム。百円玉一枚の重さです。 |
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手の感覚は、極めるとどんな機械にも勝り、そして絶対に正確で外さない、と菅先生はおっしゃいます。 整形外科に行ってレントゲンを撮ります。 医師は映された画像を眺めます。 そして大きな異常がなければ、痛みに合わせて薬や湿布等を出してくれます。 ”原因不明、痛みは引かない” 痛みに苦しむ方なら、一度は味わった体験だと思います。 本当の原因は目に見えないことが多い。 実際に、手の感覚だけで障害を的確に把握出来る医師がどれくらいいるでしょうか。 病気や痛みの原因を探し出すこと。 これが出来なければ、話になりません! 何かを診断するには、 筋骨格系 、神経系、 内臓系、頭蓋硬膜系 、エネルギー系等、 全て考慮しなければなりません。 方程式として、原因を探し出そうとしても、無理があります。 方程式は、参考程度にしかなりません。 自分の感覚で、原因を探せること。 これが全ての医療系で大切な事です。 私は身体のどこに触れていても、関節や内臓系に影響を出せます。 裏を返せば、症状の原因は身体のどの部分でもなり得る! と云う事ではないでしょうか? 固定観念をなくし、原因を探る事が必要です。 手技療法は、素晴らしい可能性を秘めています。 目に見えるものと、目に見えないもので、 私達の存在は成り立っています。 目に見える悪い箇所だけを消滅させても、 真の癒しには繋がらないのです。 優しさも強さも、癒したいという願いも、肉眼では見えません。 すべては感じ取るもの。 その「感じ取るもの」がどれほど心身に影響を与えるか、考える時代が来ています。 |